今年度の調査では現地説明会はございません

今日のブログでは、まずお知らせしたいことがあります。

大阪大学考古学研究室では、発掘調査の成果をみなさまに知っていただくため、これまでの調査では発掘調査現場で説明会を実施してきました。

しかし、本年度の待兼山古墳群の調査では、古墳の範囲確認をおもな目的としており、

今後、継続的に考えなければならないことも多く、現地説明会を行わない予定です。

待兼山古墳群は、今後も調査を行っていく予定ですので、次回以降の調査において、今回の調査成果もあわせて、みなさまに見ていただきたい調査成果が上がりましたら、

ぜひお伝えさせていただきたいと思います。

さて本日は、土層を見分ける作業と、土層を記録する作業を行いました。

地点2(待兼山2号墳付近)では、慎重に土を見分けながら掘り進んでいます。

次第に積み上げられてくる土の量も増えてきました。

 

地点1(待兼山1号墳周辺)では、土層の堆積状況が把握できてきたので、

それを記録する作業にうつりました。

まずは調査区の断面(壁の部分、ここで土層の堆積順序が把握できます)、

そして調査区全体の写真を撮影しました。

地点1は日当たりが良いため、雲をじっくり待って撮影を行ないます。

雲がかかって、日差しが無い方が影ができず良い写真が撮れます。

 

さて、調査も終盤にさしかかり、連日の調査で皆も疲れがたまっているようです。

そんな発掘調査において、皆の力の源となるもの…

疲れに効くのはやはりこれです。

(地点2にて)

これで明日も頑張れます!!(T)