最後のひと踏ん張り

本日も、昨日から引き続きの晴天です。

ほとんどの調査区も埋め戻され、残る1つの調査区である

地点2(待兼山2号墳)の記録作業、そして撤収作業を同時に行いました。

午前中は、土層を記録した図面に、それぞれの土層の様々な特徴を記す作業(土層注記といいます)を行いました。

一つ一つの土層を丹念に見極め、正確に記録していくことで、実際に土層をみていない方にも、その土層の情報を伝えることができます。

土層の注記も終わり、午後からは調査区全体、そして調査区の壁(断面)の写真を撮る作業にうつりました。

調査区も長いため、どのアングルから写真を撮影するかを考えながらカメラを構え、後は曇るのを待ち、撮影を行います。

しかし、ただ待っているだけでなく、時折、園芸用の噴霧器で水をふきかけ、土層の違いを明瞭するなど、休む暇はありません。

 

また、記録作業を行なう一方、機材の撤収を行う班も設け、調査地点から大学の倉庫まで機材を運びました。

朝は写真のように元気に出発しましたが、3往復目には息もあがり、9月も終わりに近づき涼しくなってきたにもかかわらず、汗が滴り落ちていました。

しかし、何とか大半の機材は搬出することができました。

 

残っている作業もあとわずか、今までの疲れが出る頃ですが、記録等に不備がないよう細心の注意を払って、調査を進めていければと思います。(T)

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