今日のブログでは、まずお知らせしたいことがあります。
大阪大学考古学研究室では、発掘調査の成果をみなさまに知っていただくため、これまでの調査では発掘調査現場で説明会を実施してきました。
しかし、本年度の待兼山古墳群の調査では、古墳の範囲確認をおもな目的としており、
今後、継続的に考えなければならないことも多く、現地説明会を行わない予定です。
待兼山古墳群は、今後も調査を行っていく予定ですので、次回以降の調査において、今回の調査成果もあわせて、みなさまに見ていただきたい調査成果が上がりましたら、
ぜひお伝えさせていただきたいと思います。
さて本日は、土層を見分ける作業と、土層を記録する作業を行いました。
地点2(待兼山2号墳付近)では、慎重に土を見分けながら掘り進んでいます。
次第に積み上げられてくる土の量も増えてきました。
地点1(待兼山1号墳周辺)では、土層の堆積状況が把握できてきたので、
それを記録する作業にうつりました。
まずは調査区の断面(壁の部分、ここで土層の堆積順序が把握できます)、
そして調査区全体の写真を撮影しました。
地点1は日当たりが良いため、雲をじっくり待って撮影を行ないます。
雲がかかって、日差しが無い方が影ができず良い写真が撮れます。
さて、調査も終盤にさしかかり、連日の調査で皆も疲れがたまっているようです。
そんな発掘調査において、皆の力の源となるもの…
疲れに効くのはやはりこれです。
これで明日も頑張れます!!(T)
連日、お疲れさまです。興味深く、見せていただいています。今回は古墳の範囲確認とのことですが、できましたら個人的に22日、午前中に短時間、見学させていただきたいのですが、いかがでしょうか?またもし、よいとすれば地点1、地点2、まずどちらへ行けば宜しいでしょうか?開発にともなう調査現場を見ることは多いですが、学術調査の現場を見る機会はありませんので、お願いする次第です。
小貫充様
コメントありがとうございます。
また、いつもブログを応援頂き、まことに感謝しております。
さて、現場見学の件ですが、可能となっております。
つきましては、希望する時間帯を、
nakaku68記号let.osaka-u.ac.jp
(※記号のところには@をいれてください)
まで連絡ください。
メールお待ちしております。