本日は台風一過と呼ぶにふさわしい、雲ひとつない晴天でした。
そろそろ、発掘調査も終盤です。
今日は閉合トラバースを行ないました。
閉合トラバースは発掘調査で用いる杭の位置関係を確かめる作業です。
ここで確かめる杭に、国土座標が分かっている杭(もしくは基準点)を含めることで、遺跡の場所を国土座標で示すことが出来ます。
また、調査区1・2ではともに調査区内の清掃をおこないました。
写真を撮影する前に、調査区内に溜まってしまった土を除去し、フレッシュな土の面を出します、
発掘調査では図面の記録とともに、写真による記録も大切な情報です。
デジタルカメラだけでなく、フィルムカメラも用いて撮影していきます。
今回の調査では軒丸瓦(左)・軒平瓦(右)が出土しました。
西山1号窯ではこれまで平瓦などが表面採集されていましたが、
軒丸瓦・軒平瓦が発見されたのは初めてです。
さて、宿舎に帰ると3日前に誕生日だった大学院生のTさんのために
生活当番がケーキを作って待っていました。
Tさん、誕生日おめでとう!!
調査の予定日もあとわずかになってまいりました、
やり残しのないよう、気をつけていきたいと思います。(M)