本日も天候に恵まれ、晴天の下での作業となりました。
調査区1では、昨日検出した灰原を追いかけて掘削をおこないました。
すでに検出した土を手がかりに、その広がりを確かめていきます。
調査区2では、窯の範囲を確定するため、引き続き掘削をおこないました。
今年、研究室に入ったばかりの2年生も奮闘しており、調査の中でどんどん
力をつけていっています。
また、昨日の緑釉陶器・須恵器に続き、今日は数多くの瓦が検出されました。
手のひらより大きな平瓦の破片が5片程度まとまってあらわれました。
1つの瓦の表面には縄目のタタキ目がみられ、もう1つの瓦の裏側には布目も鮮明にみえます。
こうした情報は、瓦を分析していくうえで、大きな手がかりとなるので、
遺物の取り上げたあとの作業が待ち遠しく感じます。
調査現場では毎日、新たな発見があります。
調査団一同、毎日どんな発見があるか楽しみにしながら調査に励んでいます。(M)