発掘調査中は1日屋外での作業ですので体力を使います。そのため朝ごはんは1日のエネルギーを充填するために本当に大切。
そして今日の朝ごはんには、昨日見学にお越しいただいた禹在柄先生から頂いた韓国のりを皆でおいしく頂きました。
禹先生どうもありがとうございます!!
さて、本日は昨日に拡張した調査区で窯の輪郭を把握するため、調査区の精査をおこないました。
土の色・固さ・含有物に注意しながら、竹べらやスコップなどを使い土の境目を明瞭にしていきます。
また、記録作業も開始しました。発掘調査では掘削作業だけではなく、方眼紙に出土した遺構を1mmの誤差なく図化するといった記録作業をおこないます。
この記録作業は発掘によって得られた情報を、後世まで残すための重要な作業です。
実は発掘調査では、この製図作業に多くの時間を費やします。掘って、遺物を検出して、はいおわり、、、というわけにはいかないのです。
通常、検出した遺構は写真や図面で記録していきます。今日はその内の平面図の作成をおこないました。
下の写真は、トータルステーションという測量機器を使い、基準となる座標から位置を測っているところです。
不安定な天気が続きますが、調査完了まで体調に気をつけながらがんばっていきます。
なお、この調査では交通不便と安全面等を考慮して、現地での説明会は予定しておりません。
調査の詳細については、このブログを通じて詳細に発信していく予定ですので、
どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。(M)