月別アーカイブ: 2014年9月

現場撤収

本日は今年の現場の最終日となりました。

本日は現場や宿舎に置いていたものの撤収作業を行ないました。

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本日の作業に備え、まずはしっかり朝食をとること。見ての通り、伝説の料理人がかなり腕を振るってくれました。

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現場の方では、機材を片づけたり、テントを解体したりしました。

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テント解体終了。

宿舎の方では、汚れた機材の泥落としや掃除を行ないました。今のうち掃除しておかないと、泥などが固まってしまい、使いにくくなってしまいます。嬉しいことに、本日は太陽が出ていて日干しが出来ました。

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機材の片付けが終わると、大阪大学に持って帰る荷物を車に積める作業です。

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一つでも多くの荷物が載るように、並べ替えたりして、最高の組み合わせを探ります。

最後に今年大変お世話になっていた宿舎を離れる前に、集合写真。

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今年の夏は、天候不順などにより調査環境が良くなかったため、当初の予定を変更して、いったん調査を終了することにしました。可能であれば、来年の冬季に調査を再開したいと考えております。このブログで成果を期待頂いていた皆様には誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承ください。本年の夏季調査のブログは、本日にて終了いたします。ご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

(J)

埋め戻し完了

今日も昨日に引き続き、調査区の埋め戻し作業を行ないました。埋め戻しの前にみんなで栄養を補給しました。

まずは調査区1で図面を仕上げ、窯の焚口付近と考えられる場所から検出された遺物を取り上げました。

そして、とうとう調査区1のほうも埋め戻しを行ないました。引き続いての埋め戻しで、疲れもたまってきましたが、準備運動を適宜繰り返し、全力で作業。

たいそう

調査をはじめたころには、まっさらな土嚢袋に土をいれたはずなのに、今日埋め戻すときに再会すると、土嚢袋は泥に汚れ、水を吸って重くなりと変わり果てた姿に。

男子学生は奇声をあげつつ、全身の力を振り絞って土嚢袋をほおり投げ、丁寧に敷き詰めたあとは、何度も踏み固めます。

どういうわけか、毎年埋め戻しのときは妙なテンションになりますが、それも発掘調査の風物詩。

うめもどし

昨日夜に食べた亀岡牛のおかげか、2日以上かかるかな、と見込んでいた埋め戻しは、今日で終了。きちんと埋め戻した調査区は、まるで発掘を始める前のような状態。

この後、調査完了時の様子を写真撮影し、調査現場での作業はひととおり終了です。

うめかん

埋め戻しと同時に機材の撤収もすすめました。現場で使ってきた機材を宿舎に持って帰り、今までの汚れを丁寧に落としました。今年の現場は雨の日も多く、毎日泥落としをしているにも関わらず、予想以上に泥が機材に付着していました。まだ少し機材の掃除が終わらなかったため、明日に繰越しとなりました。

今日の夕ご飯はみんな大好きカレーでした。普段料理をしない二人でもカレーなら大丈夫。

肉体労働で疲れた後なので、大盛のカレーはすぐにたいらげられていました。

今日で大方の作業は終了。明日は機材撤収や片付けなどが主な作業となります。そして、このブログも明日では終わりとなります。ご覧頂いた全ての皆様に感謝です。

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埋め戻し開始

午前中は雨のために、近くのコンビニで待機しました。雨が無事に小降りになってきたため、お昼前から作業を始めることができました。

今日は、調査区1では、昨日までに終わらなかった図面の作成を継続しました。図面を作成することで、埋め戻した後でも遺構の状態がどのようなものであったのかが分かるようになります。レベルという標高を測定できる機械を用いて、各地点の標高を図面に落とします。

また、図面の作成が終わっている調査区2では埋め戻しを行ないました。埋め戻しでは、これまでに作ってきた土嚢を敷き詰めて、あらかた地面が土嚢で埋まったら、今度は表土をそのうえからかぶせます。

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表面が完全に土で覆われて、土嚢が見えなくなれば完成です。土嚢は見かけ以上に重く、投げたり運んだりするのに体力を使います。大変ですが、みなで和気藹々と土嚢を敷き詰めていきました。

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これは、地面を大きな木槌(かけや)でたたいて固めている様子です。かけやで固めてゆくことで土の下にある土嚢が露出しないようにします。

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今日の夜ごはんは焼肉です!

見た目のとおり非常においしい亀岡牛のお肉を食べられて、がんばった甲斐があったと思える一日でした。

明日もがんばりましょう!

(H)

図面作成

きょう(9月3日)は曇り。現状の遺構平面図・土層断面図の作成と写真撮影の補足を行いました。

土層断面図とは、垂直に掘られた調査区壁面にみえる土層の堆積順序を記録した図面です。平面図では、遺構や遺物の位置関係が分かりますが、土層の上下関係は解読できません。遺跡の発掘調査では、検出された遺構の時間的な前後関係を知ることが大切ですので、土層断面図やその写真が重要な記録となるのです。

図面を作成するのには、もちろん土層の前後関係や変わり目を判断しなければなりません。土の色と質といった細かい特徴を先生に教わりながら、断面図を作成しました。

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平面図もトータルステーションという精密測量機器を用いて、順調にすすみました。

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最後は土層の堆積状況を写真撮影。デジカメだけではなく、フィルムカメラを用います。

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あとは、埋め戻す作業に入ります。

明日(9月4日)の発掘調査は休みとなります。明日の休みに伴い、ブログの更新も一日休みとなります。このブログを関心いただいていた皆様には誠に申し訳ございません。何卒ご了承ください。

(R)

写真撮影

本日は、埋め戻し前に現状を記録するために写真撮影を行ないました。

まず写真撮影に備えて、調査区を綺麗に清掃しました。各土層の色を鮮明にみせるために、薄く土を剥いでフレッシュな面を出します。また、散乱している石ころを取り除いたり、目立つ根っ子を切ったりして、写真に綺麗に写すための作業をしました。

この清掃作業。本当に根気がいる作業です。屈んでチマチマと土を取り除く作業は、普段使わない部分の筋肉を疲労させ、きれいになったように思えない灰原上層をみると精神的にもこたえます。

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続けること半日、清掃作業がやっとのこと終わると、写真撮影の時間です。日が照っていると、色がうまく映らないなどいい写真が撮りにくいです。

ですので、影を待つことがコツです。そのせいで今日の作業時間は少し延びてしまいました。

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しかし、粘ったかいあって、いい写真が撮れて良かったです。

宿舎に戻ったら、すごく美味しいご馳走が待っていました。

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宿舎ではケイフーズさんのお弁当に加えて、生活当番が今夜の一品料理をふるまいます。

今日の生活当番は二人とも料理が上手で、女子力が高く、そのお陰で元気を取り戻せました!

それと、ごはんにかけるふりかけも人気メニューのひとつ。

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みんな大好きすきやきふりかけは、調査団の大切な支えとなっています。

充電完了。明日も頑張りましょう!

最後に、ここで少しお知らせをしなければなりません。

今年の夏は、天候不順などのために調査環境が良くないため、
当初の予定を変更して、いったん調査を終了することにしました。
可能であれば、来年の冬季に調査を再開したいと考えております。
明日以降は、現状の検出遺構について写真や図面の作成をおこなった後、
すぐに埋め戻しに入りたいと考えております。
このブログで成果を期待いただいていた皆様には
誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承ください。

(J)

雨で宿舎待機

今日はずっと一日中、雨が降ったため、発掘作業ができませんでした。

ただ、雨が少し止んだ時間に、発掘現場に行って状況を確認しました。
調査区の上を覆っている防水用ブルーシートに溜まった水をとり、調査区が浸水しないようにシートを張り直しました。

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今日は現場での作業ができないので、宿舎で出土した遺物を洗う作業に入りました。
遺物を洗いながら、細かく特徴を観察します。
須恵器の鉢類が多いですが、緑釉陶器や軒平瓦などもあります。
遺物を検討すると、出土遺構による様相の差がありそうです。

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天気予報によれば、明日は晴れになるとのこと。
てるてる坊主、頑張ってください。明日の晴れをお願いします。

最後に、ここで少しお知らせをしなければなりません。
今年の夏は、天候不順などのために調査環境が良くないため、
当初の予定を変更して、いったん調査を終了することにしました。
可能であれば、来年の冬季に調査を再開したいと考えております。
明日以降は、現状の検出遺構について写真や図面の作成をおこなった後、
すぐに埋め戻しに入りたいと考えております。
このブログで成果を期待いただいていた皆様には
誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承ください。

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