今日も昨日に引き続き、調査区の埋め戻し作業を行ないました。埋め戻しの前にみんなで栄養を補給しました。
まずは調査区1で図面を仕上げ、窯の焚口付近と考えられる場所から検出された遺物を取り上げました。
そして、とうとう調査区1のほうも埋め戻しを行ないました。引き続いての埋め戻しで、疲れもたまってきましたが、準備運動を適宜繰り返し、全力で作業。
調査をはじめたころには、まっさらな土嚢袋に土をいれたはずなのに、今日埋め戻すときに再会すると、土嚢袋は泥に汚れ、水を吸って重くなりと変わり果てた姿に。
男子学生は奇声をあげつつ、全身の力を振り絞って土嚢袋をほおり投げ、丁寧に敷き詰めたあとは、何度も踏み固めます。
どういうわけか、毎年埋め戻しのときは妙なテンションになりますが、それも発掘調査の風物詩。
昨日夜に食べた亀岡牛のおかげか、2日以上かかるかな、と見込んでいた埋め戻しは、今日で終了。きちんと埋め戻した調査区は、まるで発掘を始める前のような状態。
この後、調査完了時の様子を写真撮影し、調査現場での作業はひととおり終了です。
埋め戻しと同時に機材の撤収もすすめました。現場で使ってきた機材を宿舎に持って帰り、今までの汚れを丁寧に落としました。今年の現場は雨の日も多く、毎日泥落としをしているにも関わらず、予想以上に泥が機材に付着していました。まだ少し機材の掃除が終わらなかったため、明日に繰越しとなりました。
今日の夕ご飯はみんな大好きカレーでした。普段料理をしない二人でもカレーなら大丈夫。
肉体労働で疲れた後なので、大盛のカレーはすぐにたいらげられていました。
今日で大方の作業は終了。明日は機材撤収や片付けなどが主な作業となります。そして、このブログも明日では終わりとなります。ご覧頂いた全ての皆様に感謝です。
(H)