きょう(9月3日)は曇り。現状の遺構平面図・土層断面図の作成と写真撮影の補足を行いました。
土層断面図とは、垂直に掘られた調査区壁面にみえる土層の堆積順序を記録した図面です。平面図では、遺構や遺物の位置関係が分かりますが、土層の上下関係は解読できません。遺跡の発掘調査では、検出された遺構の時間的な前後関係を知ることが大切ですので、土層断面図やその写真が重要な記録となるのです。
図面を作成するのには、もちろん土層の前後関係や変わり目を判断しなければなりません。土の色と質といった細かい特徴を先生に教わりながら、断面図を作成しました。
平面図もトータルステーションという精密測量機器を用いて、順調にすすみました。
最後は土層の堆積状況を写真撮影。デジカメだけではなく、フィルムカメラを用います。
あとは、埋め戻す作業に入ります。
明日(9月4日)の発掘調査は休みとなります。明日の休みに伴い、ブログの更新も一日休みとなります。このブログを関心いただいていた皆様には誠に申し訳ございません。何卒ご了承ください。
(R)