本日は朝から快晴で、当初危惧されていた雷雨にも遭わずに済みました。
本日の主な調査内容は測量作業などです。
測量では、新たな杭にレベル移動を行ないました。
このほかに、TS(トータルステーション)という機器を用いて
閉合トラバースという作業を行ないました。
TSとはこのような機械です。
閉合トラバースとは、発掘する調査区などを国土座標上で表示する際に用いる
骨組みを作成する作業です。
事前に打ち込んだそれぞれの杭が、相対的にどのような位置関係にあるのか
(どれくらい離れているのか等)を測定します。
下の写真の赤い木杭が今回の調査で新しく打ち込んだものです。
そして国土座標が判明している三角点(下写真のコンクリートの杭)を基準に、
調査に使う杭の位置情報を決定していきます。
こうして国土座標上にのった各杭の位置情報を元に、
実際に掘削する場所(調査区。トレンチともいいます)の正確な位置情報を把握することが出来ます。
手間がかかる大変な作業ですが、ここで高い精度で測量できるか否かが
今後の調査に大きく影響してくるので、作業も慎重に。
また昨日伐採した調査区ではいよいよ掘削が始まりました。
トレンチ(掘り下げる範囲のことです)を設定して、早速スコップを入れていきます。
これからの成果が楽しみです。
今日の夜から天気が崩れるとの予報がありますが、
みんなでてるてる坊主を作って晴天を呼び寄せたいと思います。