分析試料の採取

本日は、土嚢も凍るような寒さからのスタートでした。

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(手にとった土嚢も、氷のような冷たさでした。)

調査内容については、記録作業が続きます。

平面図の作成では、窯に糸を張り巡らせて作った格子の中の遺物や遺構を、慎重に測っています。

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窯の中の状況を、細かく検討を行ないながら記録するため、大変な作業となります。

また、調査区内の遺物や遺構に標高を落としていく作業も行ないました。

午後からは、調査区内で出土している炭を、C14年代法と呼ばれる科学的な年代決定の手法を用いるため、サンプリングしていただきました。

2基確認されている窯のうち、各窯にかかわる土の中にある炭を、いくつかの地点から採取しました。

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分析の際に、近くにある現代の有機物が混入しないように、細心の注意を払います。

採取した試料は、変質しないようアルミホイルに包んで保管されます。

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このような小さな炭からも、それらの年代を比定することができるのです。

本日は作業の内容のみとなってしまいましたが、明日以降も作業内容と調査の成果をお伝えしていこうと思います。

(T)

 

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