雨天中止

本日も、昨日に引き続き掘削作業を行ないました。

 

2つの調査区で調査を進めました。

調査区1では、昨日掘削した範囲を精査しました。

精査は、根や堀った土を丁寧に除去して、土を観察するための重要な作業です。

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調査区2では、さらに掘削をすすめ、土が平面的にどのように広がるのかを

観察していきます。

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さて、午前中は雨の合間を縫いながらの作業でしたが、

昼前になると雨も本格的に。

天候の回復を祈り、テントの中で、雨をしのいでいました。

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残念ながら2日連続での中断となってしまいました。

 

 

宿舎に戻ってからは、今までに出土した遺物にマーキングを行ないました。

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天候に阻まれながらの調査となっていますが、油断大敵。

緊張感を維持して調査を行ないたいと思います。(M)

掘削再開

本日はようやく雨も上がり、現場での発掘調査も再開できました。

 

3日前を思い出し、掘削を進めていきました。

本日は新たな調査区を設け、こちらも掘削を開始しました。

須恵器や瓦、窯壁などが出土しています。

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残念なことに、昼過ぎには雨が降り始め、本日も作業は中断となってしまいました。

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天候に左右されながらの、作業になっていますが、今後、新たな成果を報告できるようにがんばりたいと思います。(M)

宿舎での生活②

 

悪天候のため本日も現場での作業は中止し、昨日に引き続き宿舎で作業を行ないました。

本日はまずマーキングをしました。マーキングとは、遺物に番号や出土場所、出土日を記入し、遺物の情報を詳細に記録した台帳と照らし合わせて、遺物を正確に管理していくために行なう作業です。

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また、マーキング以外にも仕事はあります。

調査団には機材係や図面係など、各自に係が割り当てられており、各係が責任を持って自らの仕事をこなしていきます。

下の写真は機材係の上回生が機材の扱い方について初参加のメンバーに説明しているところです。

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一通り仕事が終わると、お楽しみの夕食の時間。そして食事後には、調査団が全員参加でミーティングをして、一日の成果を共有するとともに、明日の作業内容を確認し、連日の雨で湿りがちな士気を高めました。

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宿舎はスーパーやコンビニから距離のある山中に位置しているため交通の便を図って自転車を購入しました。これで買出しがスムーズにできそうです。自転車が大車輪の活躍をするためにも、一刻も早く天候が回復することを願ってやみません。

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(N)

宿舎での生活

 

本日は悪天候のため、現場での作業を中止し、宿舎内で作業を行ないました。

宿舎で行なう作業には主に、現場で作成した図面の微修正や、出土した遺物の洗浄などがあります。

本日は、先日設定した調査区から出土した遺物の洗浄をしました。

できるだけ遺物を損なわないよう、濡らした柔らかい筆やハケを優しく当てながら、遺物に付着した土を慎重に落としていきました。

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雨天の日にもこうして宿舎で行なえる遺物や図面の整理を少しずつ進めています。

 

また、今回は現場での作業の裏側で調査団を支える、生活当番の仕事について、お伝えしたいと思います。

他のメンバーが現場での作業を行なっている間、宿舎では家事を担当する生活当番2人が留守番をしています。

宿舎を清潔に保つために掃き掃除や拭き掃除をします。

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現場で着用する作業着も、次に使うために汚れをしっかり落とします。

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朝夕の食事の準備も生活当番の大事な仕事です。

現場での作業を終えて宿舎で帰ってきたメンバーを、生活当番の作る一品料理が温かく出迎えてくれます。

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掘削開始

 

本日は前日から引き続いて地形測量を行なうとともに、調査区を設定して、地面を掘り下げていく作業を開始しました。

調査区の設定前には雑草を除去して、周辺の状況がよく分かるようにしました。

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その後、いよいよ調査区の範囲を決定しました。

設定した範囲に従って、現れてくる土をよく観察しながら慎重に掘り下げを開始しました。

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調査期間中は宿舎をお借りして、当番制で調理や洗濯など、身の周りの仕事を担当しながら生活しています(生活当番といいます)。

下の写真は、生活当番が夕食の準備をしているところ。

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整理整頓は今後の課題としたいと思います。

(I)

 

地形測量と堀り前写真

 

※ ネット環境整備中のため、遅れて更新しています。

本日の作業は地形測量と掘削前の写真撮影を行ないました。

地形測量は3~4名の班で作業します。

班員にはそれぞれ違う役割があり、いかにチームワークを発揮できるかといった点が重要です。

例えば平板測量では、測る点を決める人、高さを測る人、距離と方向を記録する人が別々の機材を使いながら、一つの図面を作っていきます。

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また、先日の磁気探査で、発掘調査区にも目星がついてきました。

その地点を中心に、掘削前に写真撮影をおこないます。

掘る前に撮るのでこれを掘り前写真と呼びます。

発掘前の状況も記録するわけです。

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新たな山の住人も発見しました。

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まだまだ暑い日が続きそうです。

( I )

磁気探査実施

※ ネット環境整備中のため、遅れて更新しています。

本日は、磁気探査の実施日です。

磁気探査をおこなう前に調査範囲にメジャーを張りました。

これは基準の点からの距離を測って磁気を測定するためです。

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準備がおわると、それからは西口さんの独壇場!

着々と計測を行なわれます。

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磁気探査の結果はその日の夜に報告に来ていただけることになりました。

さて、磁気探査後は2班に分かれて地形測量をおこないました。

地形測量調査では、標高が重要な情報です。レベルを使って、測量杭の標高を測ります。

 

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さらに、平板を用いて、等高線を引く作業をおこなうなど、調査も本格化し始めました。

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夜には西口さんが宿舎にいらっしゃり、探査結果の説明をしてくださいました。

窯がありそうな場所がわかってきて、今後の調査が楽しみです。

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明日以降はこの探査成果をもとに掘削範囲の決定と測量をおこないたいと思います。

(M)

機材の搬入日

※ ネット環境整備中のため、すこし遅れて更新しています。

今日は、西山1号窯発掘調査の機材搬入をしました。

午前中は、発掘現場や宿舎に機材を運び込みます。

まず大学では、昨日準備した機材をトラックに積み込みます。

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トラックが現場に到着すると、 発掘現場に集合した班と一緒に機材おろしをしました。

午後にはテントやトイレなども運び込まれ、調査の準備が整ってきました。

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また午後からは磁気探査を専門的にされている、桜小路電機の西口和彦さんが来てくださいました。

さて、今回の調査では、実際に掘削をする前に磁気探査をおこないます。

磁気探査とは、特殊な機器を使って地中の磁気の変化を測定する調査方法です。

窯など高い温度で熱せられた遺構がある範囲を推定することができます。

この結果を元に、調査範囲(トレンチ)を決めます。

磁気探査をするのは29日ですが、今日はその事前準備をしました。

事前に作成された図面にしたがって、西口さんからご指導を受けながら木杭を設置する作業を進めていきました。

使用した機材は私たちも調査で使う機器でしたが、少ない動作でスムーズにセッティングされる姿に技術の差を感じ、身の引き締まる思いでした。

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明日からは本格的な調査。気を引き締めて、調査にのぞみます。

ちなみに西山1号窯のあるところは、山の奥深く。

山の住人との出会いもありました。

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(S,H)

機材準備

本日は明日の調査開始に向けて機材準備を行いました。

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涼しい晴天の下、スムーズに作業が進みました。

現場に行って困らないよう余念なく準備をします。

初めて参加する学生も大学院生や上回生から指示を受けながら、はりきって作業に取り組みました。

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調査にはたくさんの機材や物資が必要になります。

骨の折れる作業もありましたが、無事完了することができました。

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明日はいよいよ現地での調査が始まります。

この3日間で機材や西山1号窯について学んだことを実地で活かせるようしっかり整理して、一同調査へ臨みたいと思います。(H)

事前勉強会と結団式

本日は西山1号窯発掘調査に向けての事前勉強会および、結団式を行ないました。いよいよ調査団の本格始動です。

事前勉強会では篠窯跡群についての基礎知識を学ぶとともに、調査で発見が予想される遺物や遺構に関する理解を深めます。また、今年の初めに雪の降る中で行なった、西山1号窯測量調査の成果を振り返りました。

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発掘調査初体験で緊張気味の学生も、微笑ましいエピソードを交えながら先輩から発掘調査について学び、期待に胸を膨らませます。

 

 

 

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結団式では先生方から頂く言葉に身を引き締め、調査に臨む決意を新たにしました。

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先生方のお話の後、これから苦楽をともにしていく仲間と調査へ向けての豊富を語り合いました。

 

明日は調査に必要な機材の準備、そして明後日から発掘調査開始です!

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