窯跡の掃除

本日は、明日の撮影などにそなえて調査区の作業を行ないながら、各調査区の清掃を行ないました。

清掃は、基本的には手作業で行い、調査区内の土の表面を削って、フレッシュな面を出し、余分に取れた土を取り除きます。

DSCF4562a

調査区で伸びている根などは、写真などを撮ると目立ってしまうので、丁寧に切り取ります。

今回の調査においては、細かい隙間や人の手の届かない部分を清掃するために、集塵機を用いることもあります。

DSCF4563a

遺物や遺構の隙間には、とても効果的ですが、もちろん、遺物や遺構を傷つけないように、細心の注意を払います。明日の写真撮影のために、みながんばっていました。

 

調査成果はこれまでですが、今日のブログでは本調査の調査区の配置についてご説明させていただこうと思います。

西山1号窯の調査では、これまで2つの調査区を設けて調査を行なってきました。

各調査区で窯が1基ずつ確認されています。

青色の部分はボーリング調査によって判明した灰原という焼き物を焼いたときに生じた灰や窯の失敗品が堆積した範囲です。

それらがどちらの窯のものであるか、それらの関係から2基の新古関係などを明らかにするために、今回の調査ではそれらの調査区をつないで1つにしています。

現在の調査区の配置は、以下のようになります。

(画像をクリックすると拡大します)

 

西山1号窯 グリッド・調査区配置 4次調査 調

 

黄色い部分は、今回の調査で新たに掘削した部分となります。

(T)

 

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