今日は朝からあいにくの雨模様。
ということで発掘作業は一休み。
その代わりとして、室内にて図面と遺物の整理を行いました。
ここで、遺物の整理について少しだけ紹介したいと思います。
まずは、土の中から出てきた遺物の土を丁寧に洗い流します。
洗うといっても、水でジャブジャブ、ブラシでゴシゴシと洗うわけではなく、
遺物を傷つけないよう、毛先の柔らかい筆で土を落としていくのです。
乾燥したら、
遺物に出土した場所や日付などの情報を書きます。
この作業のことを「マーキング」と言います。
その後、土器片同士で接合することが出来るか調べていきます。
遺物はばらばらの状態で出土することが多いため、
元々の形により近く復元するために、
破片同士が接合するかどうかのチェックを行います。
こうした作業は遺物をしっかり検討するためには欠かせない基礎的な作業です。
明日は天気も回復し、外での作業が出来そうです!
調査もいよいよ終盤戦。
実り多い調査となるよう、もう一息頑張ります! (K・R)